【書評】水島広子『自己肯定感、持っていますか?』(PHP研究所、2015)
自己肯定感、持っていますか? あなたの世界をガラリと変える、たったひとつの方法 大和出版
- 作者: 水島広子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2015/11/06
- メディア: Kindle版
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昨日、一冊読んだのでご紹介。
(Kindle版で、ノートを取りながらでも2時間ほどで読めます)
著者は「対人関係療法」の日本における第一人者とされている精神科医。
本のタイトルのとおり、「自己肯定感」を持っていないと自覚しているため、自己肯定感に関する書籍の中から、レビューの多いこの書籍を選びました。
結論、読んで良かったです。
こういったメンタル改善系の本によく見られる、「自分の良いところを探す」等の論点ではなく、他者を「リスペクト」(←著者が別途語義を定義)することが、自己肯定感に繋がる、という理論を展開されています。
本の構成も、「はじめに」で全体像が示され、この本のテーマが順を追って解き明かされていく構成となっており、論理的で、理解しやすいです。
各章とも、具体的な患者の相談例を元に、「対人関係療法」の考え方を示されているので、想像もしやすく、また共感するところも多いと思います。
自己肯定感を得るためには、「今は、これでよい」と思えること。
結論だけを見ると、ありきたりな様にも見えますが、自己肯定感を得るためのアプローチの仕方が面白い。
例えば、「自分の嫌いなところに目を向ける」ことは、「それだけのハンディを背負いながら頑張って生きてきた自分」をリスペクトする、等。
本を読みながら、「思考のクセ」に気づけるような気もします。
認知行動療法の考え方も思い出しながら読みました。
両方を合わせながら自分と向き合っていくと、相乗効果で良い方向に進めそうです。
こういった理論の実践を併せて行って、
乗り越えていきたいですね。
今度は認知行動療法の本も紹介したいですね〜〜
うつ病について⑴
私は現在、うつ状態で休職しています。10ヶ月目に入ったところ。
現在、同じ病気で苦しんでいる人に少しでも参考になればと思うので、少し遡ってうつ病になった経緯を書きたいと思います。
私がはじめて抗うつ剤を飲んだのは、約5年前。
当時結婚していた元夫からのモラハラ・DVが主な原因、というかトリガーになった出来事でした。それ以外にも、仕事との相性が悪く、会社の将来や自分のキャリアに全く希望を見いだせず、ずっと悩んでいた、というのもあります。
仕事とプライベートの両方で詰んでしまって、うつ病になったのかもしれません。
結婚自体は半年で解消出来ましたが、その後も病気にずっと苦しめ続けられています。
離婚後、抗うつ剤と精神安定剤を飲みながら仕事を続けますが、1年くらい立ったころに、とうとう医師からドクターストップが出ます。
元々、会社を辞めることも考えていたので、それを契機に退職。
療養しながら、転職活動を行います。
このときはまだそこまで酷くなくて、自分をだましながらなんとか動ける状態は維持できていました。(今となっては、それも無理していたんだけれど…
3月末に退職、3月半ばから有給消化で休み、4月とGWまでは心身を休めました。
GW明けから、まだ休養は充分ではなかったけれど、離職期間を長引かせたくない思いがあって、転職活動を開始。大手エージェントに登録して、バリバリの転職活動を始めます。
初めての転職活動だから、わからないことだらけで不安で、泣きながら職務経歴書や履歴書を作りました。
当時はまだそこまで転職市場もよくなかったので、選考も思うように進まず、不採用の連続にさらに落ち込みます。このまま職を得られなかったらどうしようという、大きな不安と絶望。世の中ってなんて冷たいんだろう、って思ってました。
一月ほど活動していたところ、ほぼ同時に2社(事業会社と会計事務所)からやっと内定を貰えました。
精神的に余裕が無かった私は、そこが良い悪いの判断も出来ず、エージェントに少し相談して事業会社の内定を受諾。6月から働き始めることになりました。
転職活動のとき、既往歴とかって書くじゃないですか。
変なところが真面目というか、几帳面というか、そういう申告に嘘をつきたくないんですよね。だから、心療内科通院はGW中に切り上げておきました。
(後からわかったのですが、私はあまり薬に反応しないタイプらしく、抗うつ剤(SSRI)等を飲んでも、あまり精神状態に変化が起きません。)
新たな気持ちで6月から働き始めますが、初めての事業会社でわからないことだらけ。中小企業だったので、使えない社員は(表立ってわからないように)すぐクビ、という闇ルールがあり、とにかく必死で仕事を覚えました。
直属の上司からは評価してもらえていたのが救いでした。
会社の悪口を言いたいわけではないんですが、会社の社風は私のキャラクターと合っていなかったし、中小企業の風土なのか会社が回ればokといった風潮があり、私は経理部門で業務をしていましたが、仕事のスキルが身に付く感覚は一切ありませんでした。
合理性と効率性は極端に追求されるけれど、コンプライアンスは弱かった感じかな。
1年半くらい経過し、仕事も定型化して慣れて来た頃、つまり気持ちに余裕が出始めたころから、また、自分の置かれている状況について悩み始めてしまいます。
このままここにいても、スキルは身に付かない…
話の合う人がいない…
結局、また、仕事にいくのが辛くなってきてしまいました。
朝から晩まで、仕事とはいえないような「単純作業」に忙殺され、、毎日も同じことの繰り返し。お昼ご飯を社員と食べにいけば、昨日のドラマや芸能人のゴシップの話題ばかり。仕事について勉強している社員などいなく、キャリアアップのために転職したのに、当初の目標とは全くかけ離れた環境に、次第に我慢がならなくなってきてしまいました。
帰りの電車の中で泣く、朝が起きられない、体が動かない、頭が重い、集中力が続かなくて自席に座っていられない・・そんな症状が頻繁に出るようになってきてしまいました。
中小企業ですから、休職の制度なんてありません。すぐに退職になります。
私は、医者にかかるよりも先に、退職することを選びました。
前と同じ、精神的に余裕がなくて限界状態での退職。
次の就職先も当然、決まっていない状態です。
でも、今の会社に通いながら転職活動をするエネルギーはもう残っていませんでした。
(続く)
自己紹介的な⑤ 国家公務員試験
自分語りの続きです。
さて、修士論文を1月になんとか提出、3月に研究会等々で修士論文の報告会の準備をしながら、公務員試験の勉強、スタートです。
試験は6月。私が目指していたのは、当時の国家2種試験。標準学習期間は半年〜1年くらいでしょうか。予備校に通われる方もいるみたいですね。
さて私、独学…常識的に考えて3月からスタートして6月受験って、ほぼ3ヶ月しかなく、しかも独学、科目の選択の仕方も、そもそも官庁の研究も全然しないままに勉強スタート。
今振り返ると、なんて馬鹿だったんだろう…って思うのですが、当時の私は、研究者という夢を諦めた挫折感に非常に落ち込んでいて、「仕方ないから、公務員試験」という自暴自棄なスタンスでした。
3月の修士論文の研究発表もけっこう緊張するものだったりして、結局、研究重視の価値観を捨て切れなかった私は、試験勉強よりも研究発表に時間を割いたりしていました。
4月に予備校が実施する直前模試、当然ながらD判定。
5月に、国2受験者が併願する地方上級試験、勉強不足のため受験出来ず。
3月半ばから1日10時間以上勉強、習得に時間のかかる、経済学2科目や民法はちょっとハードルが高いため、政治学等の暗記系科目に絞って勉強していきました。
効率を最重視しないと間に合わないので、基本のトレーニングでざっと内容を頭に入れたら、すぐに過去問に手をつけました。しかも、いきなり問題集に直接書き込んでいくスタイル。そして、それをひたすらに読む。
今でも書店に売ってると思うんですが、独学必勝法みたいな本があって、それに忠実に従って、効率だけを考えた勉強をしましたね。
インプット量はたぶん人生で一番多くて、詰め込み過ぎて眼を閉じれない(眼を閉じるとぐるぐる回る&文字がフラッシュバックする)とか、頭が疲れ過ぎて眠れないとか、しょっちゅうでした。
苦戦したのは、数的推理・判断推理といったテクニックが必要な問題。テクニックを覚えてスピードを上げていかなければならないのに、そんな時間はあまりない…
これらは、「誤りの選択肢」を見極めて、正答とアタリをつけて逆算する、みたいな裏道みたいなやり方でなんとかやり過ごしました。
国家公務員試験当日。
試験問題が配られます。その時点で、選択科目を決め切れていない私。
試験開始と同時に民法をパラパラとめくります。
(ちなみに、債権は間に合わなかったので諦めてました。総則・物権だけはなんとかいけるかなー??というレベルの完成度)
民法…ぱっとみ悩むorわからなさそうな問題が多い!!
そこで、英語の一般と上級の2科目をその場で選択することに切り替えました。
別に英語が得意なわけじゃなかったんですが(TOEIC受けたことないし)、長文読解は大学院入試でもそんなに嫌いじゃなかったから、いけると勝手に思ってました。
結果、合格。
成績は真ん中よりは後ろだったけど、ギリギリ、っていうレベルでもなかったです。
…とにかく合格すればokと思っていた私、なんて甘い認識だったんでしょうね。
合格順位や得点、官庁の採用担当者が見られるなんて、知りもしなかった。
そしてあっという間に訪れる官庁訪問。
予備校で官庁訪問について情報をキャッチしているわけでもなく、自己流で興味のある局を調べている程度…
当然、志望動機も具体性に欠け、弱いものにならざるを得ません。
このあたりも、本当に認識が甘かったよね。。。
誰かに聞いたりすることもなく、家にこもって勉強するので精一杯…
馬鹿だったなぁと思います。
まあ、そんな気もするよね。
公務員試験の前年の、官庁説明会ですでに競争は始まっていて、グループディスカッション等々でほぼ誰を採用するか内定している…
あとは試験合格したら、また会いましょう〜〜という感じ。
私も修士1年のときに官庁説明会にはいくつか参加していましたが、
当時はまだ博士課程に進学するか悩んでいる最中だったので、
どこか他人事のように「ふーん」と聞いていた記憶があります。
まあ、それでも行っただけ、ここは無理、みたいな印象を得ることは出来ますね。
省庁によって雰囲気は全く違うからね。
ともあれ暑い中、汗をダラダラにかきながら、興味のある省庁を官庁訪問。
面接で聞かれたこととは…
(続く)
なんだか自分語りがずいぶん具体的になってきちゃったなぁ〜
【スタバ】加賀棒ほうじ茶フラペチーノ
減量中なんだけど、これはどうしても!
加賀棒ほうじ茶フラペチーノ♡
ほうじ茶のゼリーがけっこうたくさん入ってるので、フラペチーノといえどもスッキリサッパリしてて、とても飲みやすいです。
ほうじ茶のよい香り♡
リピートしたいなぁ♡♡
認知行動療法で不眠の改善につなげたい!!
現在、私は休職10ヶ月目に入っています。
休職したきっかけは、職場の人間関係によるストレス。
同時に、十二指腸潰瘍(軽度)にかかり、食事がほぼ不可能に。
なお、人間関係によるうつ状態は、休職する半年前くらいから出ていて、
定期的に通院しながら抗うつ薬(SNRI イフェクサー)を服用していました。
休職当初の3ヶ月くらいは消化器の調子を調え、
それ以来、うつ病&不眠のサイクルに悩まされ続けています。
現在は、ルネスタ2mmを寝る前に服用してますが、
寝付きも悪いし、だいたい2.5時間で起きてしまいます。
※ちなみに、ショートスリーパーではありあません。
たぶん、6〜7時間が適正睡眠時間のはず。
不眠の治療には「生活リズム」を徹底的に作り上げることが大事、
って言われますよね。私もそれで、漢方を飲んだり、実家療養したり、
色々試してみていますが、なかなか改善してくれません。
そもそもの休職の原因、職場の人間関係を思い出してしまって。
本質的にゆっくり出来ていないのかもしれない。
休職すると、復職について漠然とした不安感に苛まれますもんね。
さて、この記事で紹介しようと思うのが「認知行動療法」。
素人なので詳細は専門家の説明に委ねますが、
認知療法と行動療法を合わせた治療法です。
つまり、「認知のゆがみ」(思考のくせのようなもの)を矯正し、
同時に体を動かしリズムを作ることで、ポジティブになる、
といったようなもの。
独力で取り組むというよりは、通常、医院にいる臨床心理士さんと
カウンセリングを行いながら、長期間にわたって実践していくものです。
患者自らの主体性もけっこう大事になってきます。
私も、今回のうつ病になり始めた時期、
臨床心理士さんと面談を何度かして、
現状を整理していただきました。
今はカウンセリング自体は受けていませんが、当時、紹介された本が、
マイケル・E・アディス、クリストファー・R・マーテル著
『うつを克服するための 行動活性化練習帳 認知行動療法の新しい技法』
(創元社、2012年)
でした。
これは、1人でも実践できるメソッドが紹介されている本で、
ワークブックのような形式になっています。(A5ソフトカバーだけど。)
この本に再び取り組んでみようかなぁと思うのです。
現在、抗うつ剤の効果もあって、うつ状態になることは稀ですが、
不眠もあり、将来に対する漠然とした不安に襲われて、
精神的に興奮している状態が不眠の一つの原因になっているかも…
と、なんとなく思ったもので。。。
今までは、本に付箋を貼ったりしながら取り組もうとしてたのですが、
なかなか継続できなくて。
ブログを活用して実践していけたらなぁと思います。
【甘味】とらや 宇治金時
今年はかき氷を食べ歩くぞ!
ということで、まずは甘味処といえばの、
虎やさんの、宇治金時!
煎茶とセットでいただきました。
白玉は元々は付いていないんだけど、
1個ずつ追加することができます。
香り高い宇治抹茶のふわふわ氷、
底には濃厚な粒あんが隠されています。
氷にもこだわっているのかしら、
けっこうな勢いで食べたけど、
頭はキーンとなりません!
底に敷かれた小倉餡も、
甘すぎず上品なお味。
レギュラーサイズと小サイズがありますが、
レギュラーサイズ、難なくぺろり。
美味しくいただきました。
セットにつけた煎茶も、
飲み頃をちゃんと教えてもらえるので、
本当に美味しい温度でいただけます。
お茶って、こんなに後味ふわって来るっけ??
って驚きを隠せませんでした。
写真の向こう側に映るのは、
友人が注文した、
みかん寒天&白餡で、見た目も爽やかですね。
こちらは小サイズのみのようです。
店舗も限定されるみたい。
次はこれを味わいたいですね…
今夏のかき氷巡り、
堂々のスタートです!!
(6月上旬 東京ミッドタウン店にて)
自己紹介的な④
生い立ちとかとか。前の記事の続きです。
就職をどうしよう、って思ったとき、
普通なら、企業を考えるのが大半だと思います。
ただ私の場合、両親とも公務員、兄弟はなし、
大学時代の恩師も官庁(専門職だけど)経験者ってこともあり、
学生時代から薦められていたのは、国家公務員。
(当時は、国家1種・2種のくくりでした。)
じゃあ、国家公務員試験の準備を・・・する??
ここでジレンマが発生・・・
研究しようと思って修士課程に入ったのに、
入ってすぐに公務員試験の勉強をするの??
なんのために院進したの??
そして私の選択は、今思えば最もおろかな、、、
修士論文を出してから(修士2年の1月)、国家公務員試験の準備をする、
というもの。
要は、既卒で受けようとしてたわけです。
しかも、積極的にどの省庁でどんな仕事がしたいっていう、
具体的なビジョンもないままに。
(本心は博士課程に進みたかったのだから、
仕方ないと言えば仕方ないのだけれど・・・)
このあたりから、私の「何をやってもうまくいかない」
という感覚にはまる悪いループが始まります。
(続く)