当世無職気質ー僻地ニート日誌ー

うつ病休職から退職、転職し、ヘロヘロになりながらもなんとか生きてるミドサーOL

うつ病について⑴

私は現在、うつ状態で休職しています。10ヶ月目に入ったところ。

 

現在、同じ病気で苦しんでいる人に少しでも参考になればと思うので、少し遡ってうつ病になった経緯を書きたいと思います。

 

私がはじめて抗うつ剤を飲んだのは、約5年前。

当時結婚していた元夫からのモラハラ・DVが主な原因、というかトリガーになった出来事でした。それ以外にも、仕事との相性が悪く、会社の将来や自分のキャリアに全く希望を見いだせず、ずっと悩んでいた、というのもあります。

仕事とプライベートの両方で詰んでしまって、うつ病になったのかもしれません。

結婚自体は半年で解消出来ましたが、その後も病気にずっと苦しめ続けられています。

 

離婚後、抗うつ剤精神安定剤を飲みながら仕事を続けますが、1年くらい立ったころに、とうとう医師からドクターストップが出ます。

元々、会社を辞めることも考えていたので、それを契機に退職。

療養しながら、転職活動を行います。

このときはまだそこまで酷くなくて、自分をだましながらなんとか動ける状態は維持できていました。(今となっては、それも無理していたんだけれど…

 

3月末に退職、3月半ばから有給消化で休み、4月とGWまでは心身を休めました。

GW明けから、まだ休養は充分ではなかったけれど、離職期間を長引かせたくない思いがあって、転職活動を開始。大手エージェントに登録して、バリバリの転職活動を始めます。

初めての転職活動だから、わからないことだらけで不安で、泣きながら職務経歴書や履歴書を作りました。

当時はまだそこまで転職市場もよくなかったので、選考も思うように進まず、不採用の連続にさらに落ち込みます。このまま職を得られなかったらどうしようという、大きな不安と絶望。世の中ってなんて冷たいんだろう、って思ってました。

一月ほど活動していたところ、ほぼ同時に2社(事業会社と会計事務所)からやっと内定を貰えました。

精神的に余裕が無かった私は、そこが良い悪いの判断も出来ず、エージェントに少し相談して事業会社の内定を受諾。6月から働き始めることになりました。

 

転職活動のとき、既往歴とかって書くじゃないですか。

変なところが真面目というか、几帳面というか、そういう申告に嘘をつきたくないんですよね。だから、心療内科通院はGW中に切り上げておきました。

(後からわかったのですが、私はあまり薬に反応しないタイプらしく、抗うつ剤SSRI)等を飲んでも、あまり精神状態に変化が起きません。)

 

新たな気持ちで6月から働き始めますが、初めての事業会社でわからないことだらけ。中小企業だったので、使えない社員は(表立ってわからないように)すぐクビ、という闇ルールがあり、とにかく必死で仕事を覚えました。

直属の上司からは評価してもらえていたのが救いでした。

会社の悪口を言いたいわけではないんですが、会社の社風は私のキャラクターと合っていなかったし、中小企業の風土なのか会社が回ればokといった風潮があり、私は経理部門で業務をしていましたが、仕事のスキルが身に付く感覚は一切ありませんでした。

合理性と効率性は極端に追求されるけれど、コンプライアンスは弱かった感じかな。

1年半くらい経過し、仕事も定型化して慣れて来た頃、つまり気持ちに余裕が出始めたころから、また、自分の置かれている状況について悩み始めてしまいます。

 

このままここにいても、スキルは身に付かない…

話の合う人がいない…

 

結局、また、仕事にいくのが辛くなってきてしまいました。

朝から晩まで、仕事とはいえないような「単純作業」に忙殺され、、毎日も同じことの繰り返し。お昼ご飯を社員と食べにいけば、昨日のドラマや芸能人のゴシップの話題ばかり。仕事について勉強している社員などいなく、キャリアアップのために転職したのに、当初の目標とは全くかけ離れた環境に、次第に我慢がならなくなってきてしまいました。

 

帰りの電車の中で泣く、朝が起きられない、体が動かない、頭が重い、集中力が続かなくて自席に座っていられない・・そんな症状が頻繁に出るようになってきてしまいました。

中小企業ですから、休職の制度なんてありません。すぐに退職になります。

私は、医者にかかるよりも先に、退職することを選びました。

 

前と同じ、精神的に余裕がなくて限界状態での退職。

次の就職先も当然、決まっていない状態です。

でも、今の会社に通いながら転職活動をするエネルギーはもう残っていませんでした。

 

(続く)