自己紹介的な⑥ 国家公務員試験 → 内定まで
(続きです。)
さて、いざ官庁訪問。
(っていっても、もう8年くらい前の思い出なんですけどね。)
(万が一、現在進行形で受験中の就活生の方が読んでくださってる場合は、
大昔の記憶を書いてるだけなので、どうか参考にはしないでね。)
ちなみに①N省と②S省を受けました。
①の一次面接は、一つの部屋に4〜5卓くらいあって、そこに縦に受験生が並びます。そして順番に試験官と3分くらいの短い面接。
これ、凄いのは、周りの人がどういう応答してるのか聞こえちゃうんですよね。
ここの面接で聞かれて印象に残っていることは、
私がPRで大学院で頑張って来たことをアピールすると、
「研究に戻りたくなっちゃうんじゃないの??」
っていわれたこと。
今思えば、まあそう聞きたくなるよね、って感じだけど…
(研究したいと思って院に進学して、そこで論文公表とかの実績を残してるわけだし、それを直接、政策に活かすことは難しいし、関連性も強くなかったからね)
当時はとてもショックでした。
あっけなく一次面接落ち。
②は、合同庁舎の地下の大きな講演会場に大勢の受験者が待たされて、番号を呼ばれると上のフロアに上がって、また帰ってくる、というもの。人によって面接回数はまちまち。3回の人もいれば、4回以上の人もいたんじゃないかなぁ。
お帰りください、っていうのも同じ会場で番号を呼ばれて、出口に案内される感じ。
番号を呼ばれると、次の面接か?退場か?のドキドキな感じでした。
あんまり覚えていないのだけれど、1〜3回くらいの面接は、バリバリの面接官ではなく、各実務担当者(係長さんくらいかしら)との面談、といった感じ。
そこで、自分のやりたいことや将来の展望について、質問したりされたりをします。
私はたしか、2回目の面談で、自分が「これ!」って思っていた政策を実行していた担当の方に巡り会い、非常に話が弾みました。
「ぜひ一緒に働きましょう!!たぶん次の面接も大丈夫だと思いますよ!」
こう言ってもらえて、いけるかも!!と期待に胸を膨らませます。
そして3回目の面接、番号を呼ばれて案内されたのは、高層階。
思い扉をノックして入ると、広い会議室の奥に、年配のおじさまが二人座っている。
そして、いわゆる面接らしい面接が始まりました。
緊張…これは緊張するよ…
自然と声が小さくなってしまったのか、面接官から、
「ふだんもそんなに大人しいの?友人といるときも?友人もそんなに大人しいの??」
という質問が出てしまいます…
もう焦りまくり…
当然、結果はこの面接で退場送り。。。
同じ高層階の別会議室に、内定者が集められている別部屋がチラっと見えました。
「ああ・・・」
1日拘束され(待ち時間長い)ぐったりして帰路につきました。
他にも官庁訪問はしたんだけど、鮮明に記憶に残っているのがこの二つのエピソードなので、これだけにしておきます。
まあ、、落ち込むわな。
準備不足とはいえ、本省庁の競争からは敗退。。。
どうしよう・・・試験は受かっても行くとこないやん・・・
名簿に登録されて、連絡を待つだけなのか・・・
藁にもすがる思いで、官庁訪問の連絡を入れたのは、
もうおわかりですね・・・
地方の出先機関。
本省庁が一服した頃から始まります。(当時はね。)
そこで、某外局の地方機関を2つ、某省の地方機関を2つにエントリー。
さいたま新都心まで出掛けましたよ。
まあなんと、官庁訪問の雰囲気の違うことか。まったり。
そして、面接の日程が早かった某外局の官庁訪問で、
2回の面接で、両方ともあっさり内定・・・
あ・・・そういう・・・温度差・・・・
なるほろね・・・
当時は、仕事にありつけないかも!!!という恐怖が凄かったので、地方機関であっさり出た内定ではあっても、大喜びでした。本当に。
しかしまあ、どうしてあんなに競争の格差があるのか…
それはやはりそれなりの理由があるのですよね。
★★★★★
それから余談ですが、これは私の偏見かもしれませんが、本省庁採用の行政職だと、やはり「4年制・新卒」を官庁側はほしがっているなーという印象でした。
技術系職は、大学院卒が多いけど、行政職はやはり4年制卒ピチピチ新卒を鍛えたい思いがあるのでしょう。文系院卒は…お帰りください、って感じでしたね。
前回にも少し書きましたが、私は大学院は研究に集中したかったので、在学中に公務員試験の勉強はほとんどしていません。つまり、既卒で試験を受けたわけだけど、
試験官から、
「既卒って……今まで何をしていたの?」
って聞かれた記憶があります。
いや、3月末まで研究発表してて、それまでも修士論文書いてて、3月に修了してめちゃ勉強して6月受験して今だよ!?ってこっちとしては思うんだけど、
学部生の相手をしている面接官からすれば、
「(就職活動もしないで何してたの?)」ってとこですよね。
学部と院ではまったく環境は違うんだけど、
おそらく行政職国家公務員で文系院卒は少ないだろうから、
理解はしてもらいにくいよね。
(法学部とか政治学部とかなら、院卒も良いのかもしれないけど、
私は史学で修士ですからね。。。。)
とにかく、傷つきまくった官庁訪問でありました。
(なんとか内定もらえてよかったね〜〜)
(続く)