【書評】笑い飯 哲夫『ブッダも笑う仏教のはなし』(2016、サンマーク出版)
今回は、軽めの本の紹介です。
お笑い芸人の笑い飯の哲夫さんの著書です。
仏教に詳しい方だとは全く知りませんでした。
般若心経についても書かれていて、仏教に関する書籍としては、2冊目のようですね。
口語調で非常に読みやすく、面白く、わかりやすい。オススメです。
(ボケもところどころ挟んでくるので、本人の声が聞こえてきそうなくらい笑)
わかりにくい仏教の概念を、小・中学生でもわかるような現代的な喩えで解説してくれています。
これを読むと、歴史の授業や博物館での仏像鑑賞、お葬式など色々なシーンで「わかる!!」ものが多くなり、日常がとても面白くなると思います。
内容は、仏教の成り立ちから、歴史的な流れ、現代の日本の仏教、といった流れで構成されています。
高校の日本史の教科書に出てくる単語も、意識して盛り込まれているので、日本史を受験科目に考えている人は、これを読めば仏教関係のワードが頭にめっちゃ入って忘れなくなると思います。
仏教が日本に輸入されて1500年以上経過しますが、やはり色んな形で日本の風土に溶け込んでいることがよくわかります。
また、現代の生きづらさを克服するためにも、示唆に富む仏教。
次はもう少し固めの入門書にチャレンジしてみようかなぁと思います。
今回はこの辺で。