【書籍】水島広子『つい、「気にしすぎ」てしまう人へ;こころの荷物をそっと下ろす本』(王様文庫)
ごぶさたしております。asakunoです。 今日は久々に本の紹介。
ちょと環境変化にメンタル対応が追いつかなくて、先週体調を崩しました。
そのときに読み直したのがこちらの本です。
つい、「気にしすぎ」てしまう人へ: こころの荷物をそっと降ろす本 (王様文庫)
- 作者: 水島広子
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2018/07/30
- メディア: 文庫
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ちなみに、水島広子さんの本は以前にも紹介したことがあります。
(↓過去の記事はこちら。)
今回ご紹介するのは、前回とは少し悩みの方向が違うタイプです。
『つい、「気にしすぎ」てしまう人へ』のタイトルからもわかるように、
日常生活のなかで、将来を不安に思ったり人間関係にイライラしてしまったり、そんなストレスの蓄積から疲弊するのを軽減する方法を提案しています。
私が「これは!!」と思ってノートに書き留めたフレーズを紹介しますが、
本全体を読んで繋がる(納得できる)部分も多いですので、私の引用で「よくある系だなー」と判断せずに、手にとっていただけたら嬉しなぁと思います。
(内容は平易で、1日で読める分量です。)
以下、引用&要旨です。
●「足りないところはいくらでも見つかってしまう」
→強い不安や落ち込みなどの感情も含めて、今現在自分に起こっていることは
「そうか、ショックを受けたからだ」と認めること。
→(足をぶつけたときに痛みが引くのを待つのと同じように、)
衝撃が去るのを待つ。
●「心に余裕がない」状態
→視点が「過去」や「未来」にいってしまい、
「今、起きていること」からずれている。
現在を犠牲にした結果、本当に未来の安心が手に入るのか?
→「今」の質を高めていけば、それを積み重ねた先である「未来」も
質の高いものになる。
●「ありのままの自分」を基本にする
●不安には、「いつもある不安」と、「あるとき特に強く感じる不安」がある
「あるとき特に強く感じる不安」
例)「このままでは自分はダメだ!」「ちゃんとできなければ生きていけない!」
→この状態で行動を判断してしまうと、
衝動的に仕事を辞めたり、好きでもない人との結婚を決めたり、
本来関心のなかった資格を取るために時間を費やしたり・・・
⭐︎毎日楽しく穏やかに暮らしている中で、
少しずつ人生の可能性を広げていくのが
人生をうまく進めていく秘訣
●意義や目的を考えてしまうとき
=「得る」ほうに目が向いている
→「与える」ことに目を向ければ、「なんのために」ではなく、
ただ単に目の前の仕事を丁寧にやっていくことの気持ちよさを
感じられるはず
●一般に「どうして?」という姿勢は、現実の否認であり、
前進を妨げるもの。
→「ひどい目にあったね」
「やりたいことができなくて残念だったね」
→自分をねぎらい、今後に向けての「傾向と対策」を練る
→自分のケアをするのはとても大事な「用事」
自分を守れるのは自分だけ
●怒っている人への対応
怒っている人=相手は「困ってパニックになっている」
単に「相手の困り方」であって、自分への攻撃ではない
●誰もができるだけのことはやっている
少し参考になったでしょうか??
人間関係ストレスや、将来の不安感から解放されて生きていくことはできません。
現状を無理に肯定もせず、否定もせず、
ただありのままを受け入れる。。。
人間が持てる力を最大限に発揮できるのは、心が平和なとき。
(著書より)
目の前が真っ暗に思えてしまうときや、もう無理!!って思ってしまうとき、
こういった本をゆっくり読んで、気持ちを落ち着けてみるもの良いのではないかと思います。
ではでは、今回はこの辺で。
つい、「気にしすぎ」てしまう人へ: こころの荷物をそっと降ろす本 (王様文庫)
- 作者: 水島広子
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2018/07/30
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